晴れて内定をゲットし、年収や仕事のポジション等も合意がとれたら、いよいよ新天地に向けての準備開始です。
転職時期の調整
まず新しい職場に出社できる時期も並行して検討する必要があります。
退職時期にある程度の具体性がないと、上司に辞意を伝えたときに転職時期の交渉ができません。 なお時期については、①新職場の受け入れ可能時期と②現職場の退職時期の両方の事情があるため、調整案件となります。
とくに①についてはアドバイザーにしっかり相談しましょう。
「一刻も早く新しい職場に・・・」という逸る気持ちも解らないでもありません。
原則は退職を告げてから最低2週間、就業規則によって一か月等のルールが決まっている企業もありますが、これらの規則が概ね引継ぎ期間として、十分なものではありません。
またルールを振りかざして、引継ぎも十分に行わないまま退職も後味が悪いです。給与の締め等の関係から労務上の処置がしやすい時期(例:20日締めであれば20日に退職)もありますので、現職場から気持ちよく送り出してもらうためにも熟慮してください。
管理人は辞意を伝えてから2か月で退職しました。当時私は残有休の消化を行わなかったので、この期間がまるまる引き継ぎ期間となります。
退職の旨を上司に伝える
とにもかくにも現職場を退職する意思表明を行う必要があります。
これまで秘密にして進めたいた転職を最初にカミングアウトするのは自身の直属の上司にするべきです。他の人に話してしまって、回りまわって上司の耳に入るパターンは望ましくありません。 上司に「相談がある」と伝え、会議室等で二人だけで話をしましょう。
この場で退職理由や新しい職場について問われることがありますが、退職理由については必ずしも正直に話す必要はないと思います。「仕事がきつい」とか「やりたくない仕事ばっかり」等の今の仕事に対する不満であれば尚更です。
上司にしても職場の不満をぶつけられるのは気持ちのいいものではありません。
結果的に上司の態度が硬化して、退職時期の調整等で難航する危険もあります。退職理由は家庭の事情など、やむなしと上司が納得できる内容のほうが、その上司の上司に事情の説明もしやすくなりますし、こちらの退職時期の希望も受け入れやすくなると思います。
また新しい職場については伝える必要はありませんし、教える義務もありません。
万が一に下手な横やりや嫌がらせなどで新しい職場を失うリスクがあることも考えて、最後まで秘密厳守で貫きましょう。
辞意を伝えると
辞意を伝えたのちに引き留めとして、その更に上の上司や人事との面談が組まれる場合もあります。職場を変えるや勤務地を変えるなどの懐柔策を提案してくる場合もありますが、ここでグラグラしないようにしてください。
同じく転職を私の友人Mは、上職との面談がどんどん進み、果てには専務と二人で飲みに行く羽目になりました。 2時間ほどねちねちと転職先を聞きこまれたそうです。当時のことを「絶対に転職すると覚悟決めていたから、なんとか耐えられた・・・、危なかった」とコメントしておりました。
ちなみに管理人の場合部長とのさし飲みまでで、M君ほど厳しい状況ではなかったです。ちょっと寂しいですけどね・・・。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。