シャープを争う買収劇、結末は・・・・・

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シャープを鴻海が買収

日本の誇るハイテク製造業であるシャープ、とうとう外資参加におさまることになりました。
産業革新機構と鴻海工業の駆け引きがありましたが、最終的にシャープが選んだパートナーは鴻海でした。日本人の管理人としてはちょっと残念な気もしますが、グローバル化が進む現代では外資企業が親方になることも、珍しくない日が来るのかもしれません。

グローバル

10年前は飛ぶ鳥を落とす勢いであったシャープ、管理人も憧れの転職先の一つとして候補に上げておりました。どこでボタンの掛け違いがあったのでしょうか。今現在、勤めている会社も安泰などと考えないほうが良いといういい教訓になりました。

心機一転で再生を図るシャープ、さて今回の傘下入りがどういう結果になるやら?

したたかな鴻海

管理人の友人も二人ほどシャープに在籍しておりましたが、鴻海のしたたかさに対して警戒をしておりました。報道で得られる情報の他にシャープの一般社員ですら、肌で感じるような鴻海会長の豪腕が見え隠れしてたのでしょうか?

以前にシャープに対する出資を検討していたときも、株価が下がった理由に出資額の折り合いがつかなかった経緯があります。今回も「社員全員の雇用は守る」と言っていたと記憶していますが、「40歳以下をきることはない」と趣旨の変わったコメントをしているようです。

シャープ社員の方々は息の抜けない状況であることは変わりなさそうです。

日本と韓国の液晶勢力図は、シャープは蘇るか?

今回のシャープの鴻海入りで液晶デバイスを巡る日本・韓国の勢力図に台湾が食い込むことになるのでしょうか?
噂によると大のサムスン嫌いの鴻海会長、シャープ買収はサムスンを攻め落とす切り札になりうるのでしょうか?

日本の液晶業界の雄であるジャパンディスプレイの今後はどうなるのでしょう?

また、電子手帳ザウルスをヒットさせるなど、まさに「眼のつけどころがシャープ」であった時代は取り戻せるのでしょうか?鴻海傘下で独創的な製品を生み出す文化が再生するのでしょうか?

日本のシャープでなく世界のシャープとしての華麗な復活劇を期待したいです。

今後も多数の人材流出が想定されます

優秀なシャープ社員はすでに他の会社に移っているかもしれませんが、親会社である鴻海の影響で転職を決意する人は減ることはないかと思います。会社文化もそれなりに変化が生じるでしょうから。

液晶技術を固有スキルとするエンジニアの方々が今後同スキルをもったライバルが急増する可能性がありますので、ご注意を!!

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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