実際に転職する人はどんな理由で転職し、どうなったのであろう。
今回は管理人自身の事情を紹介します。
企業名とかは直接出すわけにはいかないので、あくまで仮名ですよ。
管理人の経歴
学歴:国立大学工学部修士課程卒業(1995)
前職:一部上場部品メーカーで約10年間勤務
退職時の年収は約600万円
実勤務時間は7:30~22:00
現職:業種違いの一部上場部品メーカーに勤務、現在に至る
転職時の年収は約800万円
実勤務時間は8:30~22:00
登録した転職サイト数:3社
実際に応募した企業数:5社
内定をとれた企業:2社
転職理由
ぶっちゃけて言うと職場の閉塞感がいやでした。
10年間の勤務のなかで、じっくり理論だてて仕事を進めるスタイルを評価してくれる人もいれば、理屈はいいからさっさとしろと評価をしてくれない人もいて、評価が上がったり下がったり・・・。
どこの業界でもそうかもしれませんが、声のでかい人が偉くなる風潮に強い企業風土で、このまま、この企業にいても上に上がることはできないなと感じておりました。
当時の状況を振り返る
当時を振り返ると、景気の状況からどんどん仕事は増え、新人確保や中途確保などで人数は増えるのですが、人材育成をしない企業風土のためか、新卒で同職場に入った若手5人が2年目には1人しか残らないような職場環境。
管理人くらいの係長クラスも私の前後の年代は私も含めて、どんどん外部に流出する状態だったので、客観的に見ても、異常な職場環境であったのだろうと思います。
仕事の時間も長く、朝は7時過ぎから、夜は22時くらいまでと、若いから頑張れたのだと思いますが、それなりにきつかったです。
また当時の親友Mが私より先に転職し、その待遇差を感じたときには漠然と不安を感じました。こういった外因も転職のきっかけと思います。
転職したことのよるメリット
なんといっても収入増につきると思います(約3割増!!)。
必要な技術スキルの差ではなく、取扱い部品の付加価値に起因する業態の差だと思います。仕事もそれなりに評価され1000万円プレイヤーになることもできました。
前職であれば部長級のポジションになって、やっとこさの夢また夢の金額であったので、金銭面では大満足です。
ただ業界の浮き沈みはありますから、今後も安泰かどうかは誰もわかりません。今のシャープの現状だって10年前には予測できなかったわけですから。
転職したことのよるデメリット
友人との交友機会が減ったことです。前職の入社同期は100人ほど、同勤務地では40人ほどいました。私の場合は転居を伴う転職でしたので、これらの交友関係をなくしてしまいます。
中途の同期や現職場での同年代の人とも交流はしますが、入社同期のような強い絆を作ることはできなですね。
また同じメーカーであっても会社が変われば、企業風土、ルールも異なります。
中途入社は即戦力という位置づけであり、ある意味プロパー社員から見るとよそ者ですから、それほど親切には指導してくません。
職場になじむまでは、いろいろな決まりごとのさじ加減がわからないので相当ストレスが溜まります。
まとめ
時々仕事で行き詰ったとき、転職自体が本当に正しかったのかなと弱気になることもありますが、そんなことは誰もわからないねという結論に達します。
ではもう一度転職したいかと問われれば、ちょっとしんどくて嫌かなというのが正直な感想です。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。