ブラック企業は本当に生まれ変わることができるのか?

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ブラック企業と揶揄されることは企業にとって致命的

いわゆる就業環境が悪い企業をブラック企業と揶揄する風土が根付いてきました。これだけネットで情報が拡散する社会では「ブラック企業」というキーワードに対して企業は非常に敏感になってきました。

よく2chで貼られているブラック企業ランキングなるものは各企業にとって非常に頭が痛いことだと思います。優秀な新卒・キャリア社員はわざわざブラック企業と噂される企業にチャレンジはしませんですからね。

管理人も以前はブラック企業と呼ばれる企業に勤めておりましたが、ここ10年くらいの間にイメージ払拭に躍起になっている感があります。残業時間に独自の規制をしたり、入退門時刻を厳格に管理したり、長時間会社にいれないようにするルールをどんどんと作っております。

就業規則の強化だけでブラック企業文化は変わるのか?

しかし本当にこれらのルール整備だけで企業文化が変わるかと思うとちょっと疑問も残ります。なぜなら管理者がこれまでの企業文化の仕事の進め方で成果を上げてきたからです。

例えば、これまで各社員の無償残業を前提で成り立っていた業績は足元から崩れてしまいます。ビジネスモデルといえばオーバーかもしれませんが、正規の労働時間の対価をかけ離れているほど、そのインパクトは大きくなってしまいます。「業務の効率化」という言葉だけでは、そう簡単に片付きません。

マネージメント職が改革を起こそうにも、そもそもこれまでの企業体質のもとで仕事を進めてたわけですから、適切な改革のアイデアなど持ち合わせていることは期待できません。

なまじ過去の企業風習で成功体験を積んできているわけですから、本当に心のそこから現状否定をできるのかどうかもいささか疑問です。

企業文化の異なる人材を経営トップ層に組み言えるなど行わない限り、このブラック企業の体質改善という根深い問題は解決できなような気もします。

痛ましい事件を再発させないようにも国も含めて改善を進めて欲しいと思います。

以上、最後まで御読み頂きありがとうございました。

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